今日は、目標設定についてのお話。実は、私自身かつて「絶対に達成できる!」と豪語していた目標が、何度も砂の城のように崩れ去った経験があります。
特に忘れられないのが、30代で経営していた会社の時。「今期は売上10億円!」という大風呂敷を広げて、社員の前で胸を張ったものです。結果はどうだったか?見事な破綻でした。
いま思えば、あの頃の私の目標設定には致命的な欠陥がありました。
「具体性がない」「現実性を無視している」「時間軸が曖昧」…。要するに、ただの夢物語だったんですね。
SMART目標との出会い
そんな私がSMART目標という考え方に出会ったのは、実はC型肝炎で入院していた時です。病室で「これからの人生をどうすればいいのか…」と考えていた時に、隣のベッドの患者さんから教えてもらいました。
その方は経営コンサルタントで、闘病しながらも未来への計画を立てていた…。
「堂本さん、目標は『SMART』じゃないとダメなんですよ」
その言葉が、どん底にいた私の心に刺さりました。
SMARTの真髄
SMART目標の要素を簡単に説明すると:
- Specific(具体的)
- Measurable(測定可能)
- Achievable(達成可能)
- Relevant(関連性)
- Time-bound(期限付き)
ですが、大切なのは、これを「自分の心の状態」に合わせて設定すること。
実例を挙げましょう。私がTherActionを始める時に立てた最初の目標です:
「今年12月末までに、3名のクライアントと週1回の個別セッションを3ヶ月間継続し、各クライアントから”人生が変わった”というフィードバックをもらう」
この目標には:
- 具体的な数字(3名、週1回、3ヶ月)
- 測定可能な指標(継続率、フィードバック)
- 現実的な規模(最初は3名から)
- 私の使命との関連性(人生の変化を生む)
- 明確な期限(12月末)
が含まれています。
なぜ小さな目標から始めるのか
「えっ、たった3名からスタート?」と思われるかもしれません。
でも、私は大きすぎる目標に振り回されて破綻した経験から、あえて「小さく」始めることを選びました。その方が、着実に実績を積み上げられるからです。
実際、最初の3名のクライアントとの深い関わりが、今のTherActionの核となるノウハウを生み出してくれました。
目標設定の実践ステップ
では、具体的にどう目標を立てていけばいいのか?
- まず「最終的な夢」を書き出す
- それを「半年以内に達成できそうな規模」に分解する
- 毎週の「小さな一歩」レベルまで落とし込む
たとえば:
- 夢:「独立してカウンセリング事務所を開く」
- 半年の目標:「5名の定期クライアントを獲得する」
- 今週の目標:「SNSで実践的なアドバイスを3回投稿する」
このように、大きな夢を現実的な一歩に”翻訳”していくんです。
最後に:目標は生きもの
正直に告白すると、私はいまだに時々「また調子に乗りすぎたかな…」と反省することがあります。
でも、それでいいんです。
目標は生きものです。状況が変われば修正していけばいい。大切なのは「諦めない」こと。私自身、何度倒れても這い上がってきた経験から、それだけは断言できます。
次回のブログでは、具体的な行動計画の立て方について私の失敗談も交えながらお話ししたいと思います。
あなたも、ぜひ今日から「SMART」な目標設定を試してみてください。
そして、もし「どう目標を立てていいかわからない」「今の目標に不安がある」という方は、TherActionの個別相談でお話しできればと思います。一緒に、あなたらしい目標を見つけていきましょう。
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