――トラウマを抱えた元保育士が、自分らしい道を見つけるまで
「また失敗して迷惑をかけてしまいました…」
「私なんかが保育士を続けていていいのかな…」
そう言って、うつむきながら初回セッションに来られたBさん(27歳)。
今では、子ども向けの運動教室を主宰し、「子どもたちの可能性を広げたい」と、生き生きと活動されています。
目次
Bさんが抱えていた課題
- 仕事での些細なミスを必要以上に責める
- 同僚からの何気ない一言に過剰に落ち込む
- 園長先生に相談したいことがあっても声が出ない
- 「保育士を辞めたい」と思いながら、決断できない
その根底には、幼少期の完璧主義な母親との関係が影響していました。
「一番でないとダメ」 「人に迷惑をかけてはいけない」 「失敗は絶対に許されない」
そんな母の言葉が、知らず知らずのうちにBさんの行動を縛っていたのです。
TherActionでの取り組み
1. Healフェーズ(1〜2ヶ月目)
- EFTで母親への恐れの感情を解放
- インナーチャイルドワークで「小さな頃の自分」を抱きしめる
- 「完璧じゃなくていい」という許容を取り戻す
2. Discoverフェーズ(3ヶ月目)
- 価値観カードで内面を探索
- 「子どもの可能性を信じること」が自分の核心だと気づく
- 保育の形は変えても、その想いは大切にしたいと実感
3. Actフェーズ(4〜6ヶ月目)
- まずは休日だけ、運動教室のアシスタントに
- 「できること」のリストを作成し、少しずつ挑戦
- 仲間との学び合いの場づくりを開始
具体的な変化の軌跡
1ヶ月目:
「EFTを続けているうちに、なぜか母への怒りが少しずつ和らいできました。むしろ母も完璧を求められて苦しかったのかもしれないって、思えるようになって…」
3ヶ月目:
「子どもたちと関わるのは本当に好き。ただ、従来の保育園の形じゃなくても、関わり方はあるんですね」
6ヶ月目:
「運動教室で、子どもたちが少しずつできることが増えていく姿を見るのが幸せです。私も完璧じゃないけど、一緒に成長していけたらって」
現在のBさん
- 週末の運動教室は毎回満員御礼
- 保護者からの信頼も厚く、口コミで広がる
- 新しい指導者の育成にも着手
- 「完璧な先生」ではなく「一緒に育つ先生」として
「完璧を目指さなくなった分、逆に子どもたちの個性が見えるようになりました。自分が変われば、見える世界も変わるんですね」
この事例から学べること
- 過去の縛りは必ず解ける
- 長年の思い込みも、少しずつほぐすことができる
- やめる勇気も大切
- 形を変えることで、本質的な夢は叶えられる
- 小さな一歩が道を開く
- 休日だけのアシスタントから、自分の教室へ
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次回は「経営破綻からの再起を果たした40代男性Cさんの事例」をご紹介。
“Discover”フェーズでの価値観の再定義が、どのように人生の転換点になったのか、詳しくお話しします。