「休めば負け」
「迷惑はかけられない」
「完璧じゃないとダメ」
…あなたの”いい子すぎる性格”、じつは危険な予兆です
私は年商200億円の事業を築き上げ、その後の破綻と大腸がんを経験。そして、心理カウンセラーとして2000人以上の方々の心に寄り添ってきました。
その中で痛感したのは、皮肉にも「仕事ができる人」「周りから信頼される人」ほど、実は鬱のリスクが高いということです。
目次
「仕事ができる人」が陥りやすい7つの危険な兆候
1. 「これくらい当たり前」症候群
- 人より早く仕事を終えても、「当然できて当たり前」と自分を追い込む
- 人からの評価が高くても、「まだまだ足りない」と感じ続ける
- 「もっと完璧に」という強迫観念が消えない
2. 休息への罪悪感
- 休むことに強い後ろめたさを感じる
- 「他の人は頑張っているのに」と自分を責める
- 休日でも仕事のことが頭から離れない
3. 過度な責任感
- 他人の仕事の失敗も「自分がフォローすべきだった」と責任を感じる
- チームの結果に対して必要以上の重圧を感じる
- 「私がやらなければ」と抱え込みすぎる
4. 評価への過敏さ
- ちょっとした上司の表情の変化で不安になる
- 「期待に応えられていないのでは」と常に気にしている
- 些細なミスを深刻に受け止めすぎる
5. 感情の無視
- 体の疲れは感じても、心の疲れには鈍感
- 「弱音を吐くべきではない」と我慢が習慣化
- ストレスのサインを「気合いで乗り越えられる」と軽視
6. 限界値の引き上げ
- できることが増えるたび、自分への要求水準も上げていく
- 「前よりもっと」が口癖になっている
- 達成感よりも「次は」という思考が先に来る
7. 他者への過剰な気遣い
- 「申し訳ない」「すみません」が多くなっている
- 自分の意見よりも周りの意見を優先する
- 「嫌われたくない」という思いが強い
なぜ「仕事ができる人」ほど危ないのか
私自身、200億円規模の事業を展開していた時期、まさにこの7つの兆候すべてに当てはまっていました。
「これだけの規模になったのだから、もっと成果を」
「周りは期待している。応えなければ」
「少しでもミスすれば、すべてが崩れる」
結果として、組織の綻びに気づけず、大きな破綻を経験。そして、心身のバランスを崩し、大腸がんまで発症することになりました。
予防のために必要な3つの視点
- 70%ルールの導入
完璧を目指すのではなく、7割の力で継続できる環境を意識的に選ぶ - 「これでいい」という許容範囲を持つ
「もっと」の連鎖から抜け出し、適度な達成で満足することを学ぶ - SOSを出せる関係性を作る
上司、同僚、カウンセラーなど、弱音を吐ける相手を持つ
最後に
「仕事ができる」「周りから信頼される」というのは、本来ならポジティブな特徴のはずです。
しかし、その特徴が行き過ぎると、あなたの心と体を追い込む要因になってしまう。
私は何度も人生でどん底を経験し、そこから這い上がってきました。
そして、2000人以上の方々のカウンセリングを通じて、「誰もが心の不調を抱える可能性がある」ということを痛感してきました。
特に「できる人」「頑張り屋さん」こそ、要注意です。
あなたの心が出すSOSに、少しでも早く気づけることが、予防の第一歩になります。
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